事業再構築補助金とならんで中小企業の生産性向上に役立つものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)」の17次締切分が12月17日17:00に公表されました。
事業再構築補助金と同じく、ものづくり補助金も今回から大きく内容の見直しがされており、今回(17次締切分)は、令和5年度補正予算で新設された「省力化(オーダーメイド枠)」のみの募集となっています。
公募開始 :2023年12月27日(水)17:00~
申請受付:2024年 2月13日(火)17:00~
申請締切 :2024年 3月 1日(金)17:00まで【厳守】
「省力化(オーダーメイド)枠」は、人手不足の解消を目的とし、デジタル技術等を活用したオーダーメイド設備を導入することで、生産プロセスやサービス提供方法を革新的に効率化・高度化するために必要な設備やシステム投資等を支援する補助金になります。
イメージでいうと、熟練技術者が手作業で行なっていた組立工程に、AIや画像判別技術を用いた自動組立ロボットを導入するなどデジタル技術を活用し、生産性向上や熟練技術者がより付加価値の高い業務に従事できることで生産プロセスを革新するなどのケースですが、単に既存の製品や設備の導入では、この補助金の要件に該当しない可能性があり、新たに導入する設備がオーダーメイド(特注品)であることが必要となってきます。
ものづくり補助金は、これ以外に「製品・サービス高付加価値化枠(通常類型と成長分野(DX・GX)進出類型の二つ)」が、及び「グローバル枠」があり、次回第18回公募で募集予定となっています。
17回。18回ともに、事業終了期限が来年の12月10日までとなっていますので、18回公募についても近々公募要領が公表されるものと思います。
「製品・サービス高付加価値化枠」は、付加価値の高い革新的な製品・サービスの開発に必要な設備投資等を支援する申請枠で、最新複合加工機の導入で精密加工が可能となり国際基準に準拠した部品を開発したなどのケースをイメージしていますが、詳細な追加要件などは今後発表になる予定です。
今回の省力化(オーダーメイド)枠の補助金上限は
従業員規模 | 補助上限額 |
5人以下 | 750万円以内(1,000万円以内) |
6~20人 | 1,500万円以内(2,000万円以内) |
21~50人 | 3,000万円以内(4,000万円以内) |
51~99人 | 5,000万円以内(6,500万円以内) |
100人以上 | 8,000万円以内(1億円以内 |
補助率は
補助金額が1,500万円まで | 1,500万円を超える部分 | |
中小企業 | 1/2 | 1/3 |
小規模・再生企業(事業者) | 2/3 | 1/3 |
なお、本補助金についても全てGビズID電子申請となっています。GビズIDの取得には一定の期間を要しますので、まだ取得されていない方は早めに取得されることをおすすめします。
GビズIDは、1つのID・パスワードで様々な行政サービスにログインできるサービスです。
GビズIDのHPにある「gBizIDプライム作成」からgBizIDプライムアカウントの発行申請を行ってください。
※ものづくり補助金(17回締切分)については、今後詳細が発表になり次第、炊事ご案内していく予定です。当協会では、このものづくり補助金についても、事業計画や申請の支援サービスを提供させていただいています。どうぞ、お気軽にご相談ください。
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