先般、顧問先など数社のお客様の融資実行の手続きで銀行を訪問しました。融資実行までには、それなりに資料作成や粘り強い交渉などそれなりの苦労もありましたが、融資実行の段階では銀行窓口の担当者とも良好な関係を築くことができました、
一日に数件もの融資実行案件をこなしていくのはそれなりにハードですが、中身が前向きな仕事なので気持ちよく汗をかくことができました。
一方、先日は融資返済が厳しい中小企業者様の借入金返済について、バンクミーティングを行いました。バンクミーティングとは、取引を行っている全ての金融機関が一堂に会し、業績が悪化している企業の再生方法など今後について行われる話し合いをいいます。
今回は、既にリスケ(返済猶予)を行っていた業者さんに、更に追加融資をお願いするという非常にハードルの高い依頼でした。
当然ながら、金融機関の姿勢は厳しく、これまでの経緯や原因・今後の見込みなど細かく追及されます。銀行や保証協会などの銀行団の追求は厳しく、一筋縄でいく案件ではありませんが、メインバンクの協力を得ながら、なんとか少しづつでも前に進めるよう努力していきます。
このように、同じ銀行訪問でも、その目的によってガラッと雰囲気が変わってしまいますが、長年の銀行マンの経験と金融コンサルのスキルをフルに活用して、苦境に陥っておられるお客様のために少しでもいい条件を引っ張り出せるよう努力していきたいと考えます。