遅ればせながら、令和6年もよろしくお願い申し上げます。
今年はお正月元旦からマグニチュード7.6の令和6年能登半島地震が発生、続いて2日には羽田空港での日航機と海上保安庁の飛行機の痛ましい衝突大炎上事故、続いて3日には2年前の旦過市場大火災の直ぐ近くの鳥町食堂街での大火災と、正月早々大災害の連続で気が滅入る年初めとなってしまいました。
また、日本の企業動向を見ても、昨年の休廃業・解散と倒産を合算した「退出企業」は5万8,478件(前年比4.3%増)で、過去最多(東京商工リサーチR6.1/13発表)となるなど、コロナが5類に移行され、国の企業支援策が縮小するなかで業績悪化企業の市場からの退出が加速しています。
一方、日本の株式相場では重苦しい雰囲気を吹き飛ばすような快進撃が続いており、東証株価指数(TOPIX)は年初から15日までに7日続伸。日経平均株価も次々と大台を塗り替え、15日には一時、3万6000円を突破する場面もありました。本年1月1日より新NISA制度がスタートし、日本もいよいよ投資大国へ変換していくのではとの期待感も大きいのかと考えます。このように厳しい環境下ながら一方では明るい局面も見える複雑な環境下で、金融機関等の動向なども今まで以上に密着して情報収集し、中小企業のみなさまのお役に立つ資金コンサルとして頑張っていきたいと考えています。
引き続き本年もよろしくお願い申し上げます。
令和6年1月
九州経営リスクマネジメント協会
代表 河津 祐二